HENSHIN by KAMEN RIDER

+1 PRODUCT STORY

新たなストリートスタイルの提案。

注目のアイテムをピックアップし、コンセプトや意匠に込められた想いなどに触れていく「+1 PRODUCT STORY」。今回は、シリーズの中でもその色使いとビジュアルで圧倒的な個性を放った、平成仮面ライダー第18作目「仮面ライダーエグゼイド(以下、エグゼイド)」をテーマにしたアパレルコレクションにフォーカス。そのクリーンでありながらポップさのあるデザインやこだわりについて深堀りしていく。 また今回のエグゼイドアパレルコレクションはbiscuithead 橋爪氏のパターン作成デザイン監修協力の元完成しているアイテムであり、その点も注目のポイントだ。

物語の軸になるコンセプトを1着に

各仮面ライダーの特徴をベースとした個性的なデザインが話題を呼ぶ、「HENSHIN by KAMEN RIDER」。最初に紹介するアイテムは、医療とゲームという異質なものをコンセプトとした仮面ライダーエグゼイドモチーフのコート。ベースになったものは医療現場で使用されるようなメディカルコートだ。クリーンな白に映えるネオンカラーがエグゼイドを彷彿させ、かつポップなファッションアイテムとして昇華させている。
やや裾広がりなシルエットでカジュアルに着こなしやすいようになっている点も、HENSHINならではのアプローチである。

ジャケットの胸元にはドクターが普段身につけている聴診器をイメージしたチューブのディテールを追加。フラットな白衣に異素材のアクセントを加えている。
袖には聖都大学付属病院のマークをデザインソースに、HENSHINオリジナルマークを刺繍。
エグゼイドの番組設定へのオマージュを捧げる。
マークデザインはbiscuithead 橋爪氏によるもの。

メディカルコートには4色の缶バッジが付属。
ゲームをモチーフとしたエグゼイドならではの遊びは、ファンにとっては何を表現しているかは説明不要だろう。

また、着心地にも徹底したこだわりを。
袖のパターンは脇の下部分がカーブするパターンを採用。
これにより腕の可動域が拡大し、動きやすさもキープしている。
袖を通してはじめてbiscuithead 橋爪氏によるパターンの魅力を随所に感じることができるだろう。

このメディカルコートの最も大きな特徴は、印象がガラリと変わるリバーシブル仕様であることだ。
表は主人公である宝生永夢をイメージしたメディカルコートだが、その裏面は物語の中で宝生永夢と対立するパラドをイメージ。永夢とパラドの、対立関係でありながらも、お互いになくてはならない存在である”表裏一体感”をこの1枚に再現した。

裏面にはゲームのピクセルをイメージしたカラフルなパッチを左右非対称に配し、ポップな色使いで表とは全く違う表情を魅せる。それでありながら表で着ても裏で着ても、お互いのカラーがアクセントになりファッションとして調和のとれたアイテムに仕上がっている。

異なる2つの顔を持つパンツ

メディカルコートとコーディネートができるパンツも負けていない。
一番の特徴はドクターサイド・バグスターサイドに分かれた「前後のないパンツ」という点だ。
ドクターサイドは宝生永夢のカジュアルなイメージを再現したデニム素材である一方、もう1面のバグスターサイドは主人公に感染したバグスターのパラドをイメージしたカラーリングが光るジャージ素材。
宝生永夢とパラドという二面性をファッションの切り口で落とし込んだ他に類を見ないパンツに仕上がっている。
この一本で仮面ライダーエグゼイドの世界観を体感することができるだろう。
biscuithead 橋爪氏のこだわりが詰まった特徴的なシルエットも他のパンツにはない圧倒的な存在感を放つ。

ディテールにもこだわりが詰まっている。
ドクターサイドにはエグゼイドをイメージしたネオンカラーのベルトをセット。
長めにとられたベルトはコーディネートのアクセントになり、エグゼイドのポップなイメージを再現するのに一役買っている。
バックルにはHENSHINオリジナルのバックルを採用している。

一方のバグスターサイドを見てみると、ドクターサイドとは全く違うディテールが目に留まる。
エグゼイドファンならこの紐が何を再現しているかおわかりだろう。
この3色の紐はパラドの身につけている3色のコードからインスピレーションを得ている。ブラックボディに一際目を引くこの3色の紐を結べば、一気にバグスターのゲーム世界に入りこむことができそうだ。

このパンツのこだわりはこれだけでは終わらない。
よく見てみるとパンツの各所に入っているステッチもドクターサイド、バグスターサイド共に特徴的なカラーパターンを採用している。
特にデニムのダブルステッチはピンクとライムの2色を使用し、デニムのネイビーとの組み合わせで絶妙なカラーバランスに。
パンツをロールアップしてみてもポップなカラーステッチは健在だ。
エグゼイドらしい遊び心は随所に散りばめられている。

自身が選ぶのはドクターかバグスターか

最後に深堀りしていくアイテムはTシャツだ。
このTシャツにもエグゼイドらしさが詰め込まれている。
コートはリバーシブル、パンツは両面でエグゼイドの二面性を再現してきた。
このTシャツは「どちらのカラーを選択するか」で二面性を再現している。
「ドクター」カラーは何にも感染していないクリーンな白にエグゼイドを思わせるビビットなピンクのメッシュを組み合わせた。
一方で「バグスター」カラーは感染しウイルスに染まった黒にパラドをイメージしたパープルのメッシュを採用している。
自身がどのように生きていきたいかを選択させるTシャツは着る人にその覚悟を決めさせる。
このTシャツもパンツと同様、どちらも前で着れる仕様になっており、気分やコーディネートに合わせて前後を選択することができる。

次にディテールを深堀していく。
このTシャツは袖の仕様が前後で異なっている。
白・黒の面はセットインの仕様でシンプルなTシャツの魅力がストレートに伝わるようになっている。
対するメッシュの面はラグランスリーブになっており、よりスポーツテイストの強い仕様に仕上がっている。
メッシュの素材と相まってそのスポーツテイストな雰囲気はエグゼイドのアクションゲームを彷彿させる。
袖にはHENSHINのオリジナルピスネームを。
またステッチのカラーもこだわりのポイントだ。
それぞれの面でステッチのカラーを変えており、その徹底的なこだわりはシンプルなTシャツをより深みのあるアイテムにしている。

今回はエグゼイドのアパレルコレクションにフォーカスして、そのこだわり、魅力を深堀りした。
他に類を見ない徹底したこだわりが詰め込まれたアイテムは自身を「HENSHIN」させるのに相応しいだろう。
スニーカーとのコーディネートでより一層仮面ライダーエグゼイドの核心に触れることができことは間違いない。

最後に、今回の企画で「服づくりの要」とも言われるパターンの作成とデザインのアドバイスをいただいたbiscuithead 橋爪氏よりコメントを頂戴した。

「仮面ライダーが大好きでカラフル専門家の僕としては断る理由があるはずもなくまずはエグゼイド全話を正座して一気見しました。
作中でのバグスターウイルスと昨今のコロナが重なりとても興味深く医療現場の葛藤、ゲームクリアの爽快感、人間の二面性みたいなものを洋服に落とし込むことに注力しています。
パターンへのこだわりはもちろんあるのですが、そういうの度外視でエグゼイドが好きな人にも、全く知らない人にも着て見て直感的に楽しめるコレクションになってるのではないかと満足しています。」

■biscuithead とは
「ポップで楽しい」をキーワードに洋服とそのまわりのものに彩りをあたえるブランド。
毎シーズン デザインテーマにそってコンセプチュアルなものづくりをおこなっている。
確かなパターンメイキングのスキルとカラフルな色合いでカルトな人気を誇る。
(https://www.biscuithead.net/)

+1 PRODUCT STORY

+ MORE