HENSHIN by KAMEN RIDER

+1 PRODUCT STORY

明日が、夢がまだ見えなくても信じた道をゆけ
信じた道を歩むスニーカー、それが「GAIM」。

「+1 PRODUCT STORY」では、商品を個別でピックアップして、それぞれのコンセプトや意匠に込められた想いなどに触れていく。
今回、平成仮面ライダーシリーズ第15作目の『仮面ライダー鎧武(以下、ガイム)』を深く落とし込んだスニーカー『type GAIM』を紹介する。戦国時代のイメージと、第1話ナレーション「世界を己の色に染める」から、京都の染め職人がスニーカーに「HENSHIN」の力を吹き込んだ。
真の「HENSHIN」ができる理由を

もっと強く、何でもできる自分になりたかった主人公「紘汰」は
このスニーカーを履くあなただ。

まずは全体を見ていただきたい。これまでの「HENSHIN by KAMEN RIDER」の印象とは違い、シックでスマートな外観に気づくだろう。美しい藍色のレザーに差し色のオレンジが大人の遊び心を感じさせる、紳士的な高級スニーカーだ。
トゥーチップがなく、美しいカーブを描いたアッパーは、一見フォーマルな革靴のよう。ステッチの入れ方も甲冑(かっちゅう)をモチーフにしたガイムの腹部デザインと一致させている。

今回、この造形美に命を吹き込み、スニーカーを履く者をもっと強く、かっこよく変身させるためのこだわりが「レザーの色」だ。基調はガイムのメインカラーである深い藍色だが、レザーには絶妙な濃淡が表現され、優しいながらも強さを感じさせる風合いがある。このレザーの染色は京都西陣の染め職人・大植裕氏によって実現された。

大植氏は48年の職人歴の中で、着物の伝統的な染色技法である「ぼかし染め」を試行錯誤によって発展させ、独自の染め技法「幾重染」を編み出した。卓越した色感覚で色を何重にも重ね、絶妙なグラデーションを生み出す一方で、色の「滲み」を巧みにコントロールすることで、直線的な表現や細かい点や線を描き出すことも同時に可能になる。
「伝わってきたものを守る」ことが一つの美徳とされる伝統産業だが、「ほんまもんは、変化しながら、歴史の中に残ってきたんです」と言い切る大植氏は、産業に更なる発展と進化をもたらす立役者だ。大植氏はまさに「伝統産業の変身」を具現化している。今回のレザーはその大植氏が更なる試行錯誤を重ねて染め上げ、生み出したもの。
このスニーカーのレザーは一つ一つ大植氏自身がその手で染め上げている。一足一足をあなたにもその強いパワーが届くに違いない。
「最初にレザーを染めてくれと言われたときは、正直無理じゃないかと思いました。私のこれまでの技法ではレザーに思うような深い藍色を表現できない。でも、挑戦を続けてきたからこそ今の自分があるし、その上、今回のテーマはHENSHINなんだと聞かされて。自身も好きだった仮面ライダーの50周年。これはやるしかない、と思いましたね。」

まず、大植氏の持つ技術をレザー着色に落とし込む作業からスタート。テスト塗装を何十回と繰り返しながら、藍色の深さを追求した。ようやくたどり着いたのは「少しの顔料を、都度、緩やかに乾燥させ、色を重ねていく方法」だ。つまり、このスニーカーの神々しい藍色は、目が眩むほどの工程を経ている。大植氏は「“ほんまもん”と“変身”に向き合っている時間は、苦労もあったが楽しかった。」とのこと。このスニーカーには、「真の藍色」に、プラスワン京都の伝統工芸の底力「変身する力」が装備されているということだ。

続いて、大人の遊び心を存分に刺激する、隠れたディテールを紹介する。このファスナーだ。これは「靴の機能」として取り入れたわけではない。地球と異世界“ヘルヘイムの森”とをつなげる裂け目「クラック」だ。スニーカーのファスナーを開けると、ヘルヘイムの森がプリントされた別の表情が見える。カッコイイ和テイストに留まらない、ユーモアな魅力溢れるガイムのコンセプトそのものだ。(写真は試作段階のもの)

ファスナーを締め上げた後に感じていただきたいのが、変身ベルトを象徴するテープアジャスターだ。仮面ライダーの変身において、装着の「カチッ」という感覚は外せない。願わくば、螺貝の音と、バックル右側の刀剣型スイッチカッティングブレードを指で倒すイメージを併せ「オレンジ!ロックオーン!」と呟いて欲しい。スニーカーを履き終え立ち上がった瞬間、「HENSHIN」のマインドがあなたを強くさせるだろう。そして、アウターソールのデザインも見逃せない。トウからヒールにかけて、甲冑の頭部からボディの順にデザインされており、しっかり甲冑の鍬形が目に飛び込む。グリップ感とデザインの共存。洗練された作品の証だ。

「オレ変身したいんだ、もっと強くて何でもできる自分に」と願った主人公と、あなたと重ね合わせ、ディテールから工程、想い、歴史までをスニーカーに詰め込んだ『type GAIM』。深くまで追求した「HENSHIN」のマインドを、大人のあなたに手にとって欲しい。今という戦国時代を歩む力を与えるだろう。

 

©I・T

協力 株式会社WAlive(NISHIJIN+)、yaname

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